“もどかしさ”と向き合う。アントレ受講1週間目や、入社1ヶ月目のあなたへ

アントレプレナーシップ論講座、今年も開講して1週間が経ちました。

この時期、多くの受講生が
「何をやったらいいの!?」
「自分ではイケてると思ってたのに、なんでこんなに反応悪いの!?」
みたいな感情を多かれ少なかれ抱いていると思います。

そして、それはもしかしたら意気揚々と仕事を始めた新社会人の方の中にもいるんじゃないかと思います。

なにか、言葉にできないもどかしさ・・・。

アントレプレナーシップ論講座の講師であり、株式会社情報基盤開発のCFOをやられている、千保さんより、こんなもどかしさについて寄稿していただきました。

仕事人としてのキャリアを積み、自分達で会社を創り育てている方も、同じようなもどかしさを感じ、立ち向かい続けています。

若手の皆さんも、自分だけが感じているわけではないことと、それを真摯に向き合うことが前に進む手立てであることを忘れないでみてください。

仕事って、もどかしい。
私が就職してからずっと抱えている、率直な気持ちです。
起業に携わる前も後も変わらず、もどかしさを感じています。

できるはず、と思っていたことができない。
想定の3倍以上時間がかかって、周囲に迷惑をかけたことは数知れず。
自分にできることなんて、ごく僅か。
他人の協力なしでは何もできない自分とずっと向き合っていて、ちっともスッキリしない。
今オレ絶好調だなと思っても、翌週はどん底にいたことがたくさんあります。

講座で受講生が味わうであろう気持ちと、仕事で私が感じていることは、おそらく一緒。
どんなにノウハウを身につけても、実力に応じて仕事の範囲が再定義され、
武器が揃った状態で戦えることなんてほとんどないです。
もどかしい状態が常態なのです。

では何故、いつまで経ってももどかしいと知りつつ、私は前へ進もうとするのでしょう。
それはおそらく、もどかしさの質を変えたいからです。
いつまでも同じ理由でもどかしさを感じている自分が嫌だから。
せめて、過去の不甲斐ない自分と訣別したいからだと思います。

もどかしい状態を避けようとしても、別のもどかしさが立ち塞がるものなので、
受講生の皆様には逃げない姿勢を大事にしていただきたいです。

(講師・TA 千保)