抽象と具体 レベルコントロール

TAモナです。
先日のプレゼン講座お疲れさまでした。受講してくれた皆様や運営メンバの助けがありなんとか無事に終了いたしました。私自身の勉強にもなり、有意義でした。ありがとうございます。
すこしだけ長く生きていますので、得た知識を共有して、一緒に成長していければと切におもいます。

さて本日のブログですが「具体と抽象」です。ちょっとながいです。

1. 具体と抽象とそのレベルコントロールは非常に大切

理解するために「具体化」は大切です。具体化はわかりやすい為様々な場所で言われていますが、「抽象化」することによって全体感を把握することも非常に大切です。そして、この「抽象化」は意識しにくいのであまり語られません。ピントを合わせる行為ですので、双方同じように重要ということを理解しておくと良いです。

二つの要素で、適切なレベル感に話の流れをコントロールすると伝える力が高いコミュニケーションができます。
2. 相手に伝える表現になるようにレベル設定する
対象を知っていれば知っているほど詳細に伝えたくなります。しかしながら、

・具体例に囚われてしまい全体が理解できなくなる
・具体例が細かくて理解できない
・抽象的すぎて内容がわからない
という事を避ける為、自分勝手にならずに伝える表現に重きをおいてください。

傾向としては、
学生ほど抽象的なまま掘り下げられず
社会人になると専門的すぎて理解できないケースが多いです。
そして双方ともに「あいつ頭が悪いから伝わらない」って言います。
違います。相手をみてないし、話のコントロールができてないから伝わらないんです。

空気清浄機を例にとって考えてみると
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花粉に効く空気清浄機を探している私に刺さるのは、一番詳細に説明されているものではありません。「花粉にきく空気清浄機」なんです。
むしろ最後のは空気清浄機かすら伝わらない可能性があり、「スーパエキゾチック」ってなんぞやといった方向に話が流れてしまう危険すらあります。特に知識がたくさんある人は注意したほうがいい点です。

3. 全部説明する場合は小出しに
また話の流れの中で「具体と抽象」を意識する場合には、「抽象的な話」から「具体的な話」に掘り下げていくようにしましょう。私は全部のデータを出してしまってあとは勝手に理解してください的な投げっぱなしも偶にやってしまいますが、決してオススメできません。

「めっちゃいい空気清浄機」
↓ 詳細を求められたら
「加湿機能ついてて リビングでも使える」
↓ さらに求められたら
「スーパー・・フィルタ 埃のサイズ」
のような順番です。
これが逆になった瞬間にスッとは入りません。

最後に
このコントロールってめちゃくちゃ難しいです。
ただ話し方次第では相手が興味持っていることでもまったく刺さらないという結果に繋がりますので、意識をすることで刺さるならと心がけています。