新コミュニケーション論(仮):N既得権への挑戦

こんにちは!

2004年受講生で現在9年目の会社を創業・経営している古賀と申します。投資なしで科学技術計算分野の独自プロダクト+サービスで数名で粗利益1億円以上をただき出す会社に成長しています。
新コミュニケーション論(仮)は、米国オースティンで開催中の音楽とアートの祭典SXSW2017にて経産省+大手代理店連合軍(以下、N既得権)にアントレ講座のわずかな手勢(以下、アントレ)で勝利したプロセスを(特に)古賀が受講生時代から10年以上苦労してきたコミュニケーションの観点に落とし込むことで従来コミュニケーション論に疑問を投げかながら新コミュニケーション論を再構築していく試みです。

SXSW2017で、柴田さん、古賀、こーすけ(2008年受講生)のアントレ3名は人脈豊富な経産省のM田審議官を核に個人的に?集まった通称「M田ハウス」に滞在を開始する。

1.M田ハウス時代(2017.3.8-11)
経産省のM審議官+S課長+愛らしい3年目官僚、電通H氏、博報堂K氏、TVS率いる延べ100名が毎晩パーティにくる。
M審議官はトークが切れる改革派官僚、S課長は盛り上げ能力と高いシェフ能力を兼ね備えるユーティリティプレーヤーである。
ご挨拶の名刺交換の嵐から始まる日本スタイルが踏襲される。
Nも女子も確実に一定数確保できるN既得権パワーにアントレは圧倒され、ただただ甘い汁を吸う。
ただ、アントレ的観点では、Nが多くて交流しきれない、お付き合いで来てる印象、テレビ局の取材も予定調和であるという弱みも見せる。

2.M田不在ハウス時代(2017.3.12-13)
N既得権パワーなしということで、朝からアントレ古賀が展示会場で集客および情報収集を開始する。
トレードショー初日ということもあり、イケてる人材は複数の予約が入っており、早期にブルーオーシャンがないことは誰の目にも明らかとなる。
最後まで当てにしてたサッポロビールAiちゃんから体調不良のご連絡、松竹Yちゃんから社長と同伴だから動けないというご連絡が届く。
たった一日で、権力無し、女子なし、シェフなし、備蓄食料なしという窮地に追い込まれる。
昨日とのギャップに唖然としている中、同居のコンサルY氏からソニーハウス横のJapan Factoryで何等かのレセプションがあるらしいという情報を聞きつけ、最後の現地調達の望みをかけてアントレ3名で向かう。
そこで、アントレ古賀が以前から懇意にしていたエンジェル投資家の鎌田氏にばったり出会い、SXSWの詳細情報を教えてもらう。
ギターを担いできた旨伝えたら、GROOVEという動きで光るグローブをもって踊るダンサーグループとコラボするのはどう?つないでやるとのこと。

翌日、まだ一本も売れていない自作3Dプリンティングギターで共演を始め、多数の外人巻き込んで盛り上がってるタイミングでNHKの取材チームが偶然目の前を通り、自作3Dプリンティングギターも含めた長時間の取材を受けることになる。

結果的に横綱相撲のブランド+予算+Nの勢力より、細いツテを綱渡りしたノーブランド+無予算+アントレプレナーシップマインド&プロダクトが勝利したわけですが、成功のプロセスをブレイクダウンしていくと、従来の王道プロセスとは異なるコミュニケーションが発揮されていました。柴田さんと古賀がビールおごったバーカウンターのアメリカ人女子に二連敗しながら議論しメモをとりつつ要因を分析したところ、N既得権に依存し停滞した日本社会を救う鍵が見えてきました。

アントレ講座の終番の7月5,12は古賀と柴田さんで対談しながら新コミュニケーション論について皆で考えるという機会を設ける予定です。