プレゼンテーションの一般傾向、そして対策

1.初めが長くなりがち

プレゼンテーション(以下プレゼン)の始めには
名前や目次、サマリーがあります。
・名前のところで自己紹介、
・目次のところで概要、
・サマリーのところで再び概要
をしゃべってしまい、長くなりがちです。

一般的に、中盤から、後半にかけて
プレゼンの重要な部分があります。

それなのに、最初のところで時間を使って
しまい、肝心の内容を話す時間が短くなって
しまうことが多い
です。

対策としては、初めの部分は簡潔に、
後続の話しに期待を持たせる話だけをするのが良いです。
そして、早く肝心の話しに入るのです。
そこで、十分に時間を取って、説明する方が
いいからです。

2.姿勢をまっすぐにできない

人にはいろいろなクセがあるものです。
片方の肩を落としてずっといる人もいれば、
重心を左右の足に交互にかけて、ゆらゆらする人も
います。

単純に、ただまっすぐ立っているというのが一番
難しいようです
。これは訓練をしないと直せません。
体を動かさずにしゃべるには腹式呼吸が必要になります。
腹式呼吸をしないと、体を斜めにしたり、ゆすったりしないと
息を出せないからです。これは、訓練していないと
できません。

見ている方からするとまっすぐに立っていてもらうのが
一番見やすいので、訓練して直すのがお奨めです。

他にも、特に女性の場合、頻繁に髪に触る人がいます。
あごや鼻に何回も触る人もいます。

放っておくとクセとして固まってしまいますので、
余分な動きはしないように訓練しておくのがよいです。

3.アイコンタクト

言うは易く行うは難いのがアイコンタクトです。
普通は、アイコンタクトどころか、PCの画面か投影画面
ばかり見て、聴衆に目をやることすらできません。

アイコンタトできるようになるには、もちろん、目を聴衆に
向けることが必要です。そして、そのためには、おおよその
ストーリーを頭に入れておく
必要があります。おおよその頭に
入れておいて、聴衆を見ながら話し、時々確認のために画面
を見るのが良いです。

こういうやり方の場合、当然、用意した内容を100%再現
することはできません。しゃべりもらす内容もあります。
それは気にする必要はありません。幹になる話だけ
漏らさないようにして、付随する話は落としてもいい
という
くらいで進めるのがいいです。

落とした話は、プレゼンの時間が余った際の時間調整用に
使うくらいでいいです。プレゼンは長くなりがちなので
落とす部分があるくらいでちょうどよくなります。

全体のストーリーを頭に入れて、落としてはいけない
話だけは必ず話すという気持ちでプレゼンするといいです。

4.滑舌

訓練をしていないと、なかなか聞きやすく話すことができません。
口を大きく開けて話すには普段から口の周りの筋肉を
使う訓練をしておく
必要があります。

訓練をしていないと、小さくしか口が開けず、口の中に声が
こもってしまうような話し方になってしまいます。

日本語の場合、
1)口の大きさとして
ア→オ→ウ逆にウ→オ→アと順番に発生する訓練、
2)口の幅として
ア→エ→イ逆にイ→エ→アと順番に発生する訓練、
が有効です。
この口の形の訓練を腹式呼吸で行う訓練をすると
さらに良いです。

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