もうネットにダマされない!自分のアタマで考えるためのたった1つの質問
この時期は卒業式や入学式、新入社員へ贈ることばみたいなスピーチの方が好きでチェックしているのだけど、久しぶりにとてもステキなスピーチがあったので紹介します。
http://bit.ly/1Gfdcqf
せっかくなので読んで欲しいのだけど、内容をかいつまんで話すとずっと事実だとして世の中にまかり通っていた話が実は全くの誤解だったということを引き合いにして、どんな話も自分で調べて、自分のアタマで考えて判断する人間になりましょうということですね。
前回、意識だけは高い残念な学生の特徴について書きましたが、彼らに欠けているところはまさにそういう点だと思います。
話していることはどれも誰かが言っていることばかりで、
自分で調べずに誰かが言ったことを無批判に拡散して、
自分のアタマで考えずに誰かが言ったことを真に受けて行動しています。
マトモに考えたら、ES100枚書かないと就職できないなんて結論にはならないと思うけどね。
そういえば、僕が通っていた研究科で授業中必ずこんな口癖を学生にぶつける教授がいました。
「それ、ホント?」
社会人大学院の講義は半分くらいがディベートになることがあり、そのうちみんな白熱して持論を展開します。原発はコストが高い、TPPで日本が滅ぶ、女性の立場は常に弱い云々。
でも…
自分で実際に経験したの?
誰が言っているの?
公的な根拠はあるの?
それ、ホント?
どんなに自分が正しいと思っても、一度この質問を自分に投げてみてください。
自分のアタマで考えることは、ここから始まります。
…というようなことを、アントレプレナーシップ論講座ではボランティアで教えています。大学院生や20代社会人で興味がある方はこちらからどうぞー。
高澤(講師兼メンター5年目)