始動Next Innovator 第5回目WS
こんばんは、TA竹内です。
先週末は、始動WSの第5回目@仙台でした。
土曜日のテーマは、「伝える目線(プレゼンテーションと海外メディアの目線)」でした。講師はウィリアム・スポサト先生と関満亜美(あび)先生です。ウィリアム先生はWSJの元東京副支局長、亜美先生はロイターの元日本支局長(初めての日本人支局長かつ、初日本人女性)ということで、お二人とも生粋のジャーナリストです。
日曜日は、ピッチ、メンタリング、始動カフェで、始動カフェのテーマは「起業家のための知財活用法」。講師は東北大学の大嶋先生でした(そーいや明後日のメンタリングは大嶋先生やったな)。
ってことで、早速振り返りましょー。
プレゼンテーション編
- 聴衆を知れ。聴衆が何を知りたいか研究せよ
- プレゼンの目的を明確にせよ。それを聞いて聴衆に何をして欲しいか考えよ
- スライドは明確かつ簡潔にせよ
- 言いたいことに関係あることだけ盛込む。関係ない話はしない
- 専門用語と省略用語はできるだけ避けようね
- 聴衆を良く観察して、熱意を伝えよ
- アイコンタクト、ボディーランゲッジ、声のトーンとか大事
- プロフェッショナルな見てくれも大事。YOU ARE YOUR PRODUCT!
- ロジック、構成大事。簡潔ってことが適当ってわけちゃうで。Simple ≠ Sloppy
エクササイズ1(カクテルパーティ@シリコンバレーを想定したプレゼン)
- シリコンバレーのカクテルパーティは名刺交換しない
- 行く場所のビジネスを調べておく→会話のネタになる
- 全ての発言が相手と自分にとって意味のあるものであるよう心がける
- ちゃんと意見交換をして次に話をつづける、相手が理解しているか確認する
- 簡潔、素早く、詳細は避ける
- 相手が潜在的なカスタマーであることを想定しておけ
- 相手が会話をやめいたいサインは見逃すな
- 時計を見る、食事の話になる
- 話が噛み合ってない時はさっとさる
- 質問が帰ってこない場合は潮時
海外メディアとの付き合い方編
- 海外メディアと国内メディアの違い。将来海外メディアに注目される時の心得!
- 日本→翌日に全メディアが同じことを書く。他の記者と同じ記事を書いていると評価される
- 海外→他のメディアと違うことを書くのが記者の心得。同じような記事があると首にされるネタになる
- 心得→海外の記者は取材先を怒らせてでも新しい、変わった視点、アングルで切り込んでくる。ので、日本の記者から取材をうけるときとは対応を変えたほうが良い
- 質問の仕方が全く異なる例(ピコ太郎の記者会見@FCCJ)
- 外国人記者:前提が大げさで攻撃的
- 若者文化の代表だけど、責任とれるの?(34分くらいのところ タス通信)
- 官邸からは連絡ないか?アベノミクス盛り上げるPRになるんちゃう?フルーツのネタは何か?(50分くらいのところ アジアタイムズ)
- 日本人記者:丁寧、みんな平等に情報にアクセスしようって態度
- 名前に込めた意味、ファンションのポイントは?(44分くらいのところ)
- 通訳の人の語録の訳し方は?
- 外国人記者:前提が大げさで攻撃的
- ポイント
- 冗談には冗談でかえす(ピコ太郎の返しもうまかった)
- 制作秘話や裏話はこっそり聞く、みんなの前で聞くべきではない
- 日本全体のことのようにまとめられてしまうので、自分が日本のスタートアップの代表という気持ちで海外メディアには対応すべき
- コンテンツ
- 引用されるような名言を残せ、一番いいコメントをいい感じでに伝える、他の人が言っていないようなことをいう、ツボにはまるようなことをいう
- 予期せぬ質問にはミニマム回答、だけノーコメントは悪印象、代替案を提示する
- ポイントは三つに絞る。矛盾はありえない。筋を通せ
文化とスタイル(シリコンバレー)編
- アメリカ人が自分達をどうみてるか
- いろいろありますがやっぱこれ。Time = money
- 考えていることは、「時間無駄にしたくない」、「こいつから何を学べるか」、「ビジネスパートナーはどこ?」
- 避けるべきトピック
- 人種、宗教、バックグラウンド
- 個人的な状況の詳細。例えば家族構成とか家族について
- 政治→NY出張行った時にはトレーダーの椅子にトランプのキャンペーンTシャツとかキャップが飾ってあったよ笑
- 誤解
- 個人主義に見えてチームワークも大事にする
- ドレスコードがないように見えて、それなりにある。だらしない格好はダメ
- 発言内容と真のメッセージが一致していないことがある(必ずしも直接的な表現を使うわけではない)
- 最後の件の例として、部下の新規事業の提案に対する、上司からの返信
- That’s a very good point. Maybe you want to take over the rollout program?
- これの意味が以下のとおりになるなんて思っていませんでした
- Shut up! Don’t raise any more points.
エクササイズ2(フリートピックでチームで一つ5分のプレゼン作成)
- 私が属していたチームは、仙台の名産「ささかま」をみんな買ってねって主張をしました。
- ポイントは、「地産地消」(実際のプレゼンでは違うことを言ってしまった)、「震災復興支援」、「ThinkerからDoerへ」(始動のテーマ)
- 笹かまとの関係をもっと明確に言うべきだったと超反省
- 人生で初めて英語でプレゼンしたけど、思ったより話せて自分でもちょっとびっくり
- プレゼンのフィードバックはこんな感じ
- ネガティブなことをいう必要はない、ポジティブなサプライズをいうべき(牛タンの素材は和牛じゃなくてオージービーフってネガティヴキャンペーンやってもーた。笹かまは現地の魚やから本物って対比したかったのです)
- 3つのポイントを絞ったスライドを、ポイントをハイライトして繰り返し使うのはgood
- ビジネスプレゼンテーションでは、はじめにretrolicalな質問しない。「〜〜したことありますかー?」的なのは不要
始動カフェ「起業家のための知財活用法」
- 新製品・サービスの特徴が性能差として現れているなら、特許があると信じるべき→ただし、特許は公開が前提。取るべき対象を吟味するべき
- 特許権の価値は、知的無限空間から特定領域を時限的に私有化する制度→自分の特許の優位性を明確にし、その上で誰もが参加したくなるアプリケーションに至るまでのシナリオを考えるっことが重要
- 特許をとる場合、技術の難易度ではなく、権利侵害の確認の難易度が重要→権利の侵害が確認しやすいところの特許をとるべき。例えば、ソフトウェアでは、アルゴリズムよりGUIでとるべき。アルゴリズムは公開したくないし、GUIは見た目そのものなので権利の侵害が確認しやすい
- 特許申請の肝は権利範囲の陣地獲り→これ面白かったです。素人目には、特許申請の真髄な気がしました
- 適用範囲を最大化するのが重要(何に応用できるかっていう発想が大事)
- 構成要件の単純化=余分な構成要件を減らすこと
- 例えば、「テーブルの上の皿に、選択可能な料理を表示する、照射型机上電子メニューシステム」→3番目の要素は1番目と2番目の記載を含んでいるので削除可能
- 上位概念言語へ変換する=要件の抽象化
- 例えば、「照射型机上電子メニューシステム」→「照射型板面上電子メニューシステム」とすると適用範囲が広がる→机を板面に抽象化
最後に・・・
なんと今回メンタリングを担当してくださったGCAの久保田先生が、研究室の先輩(ってゆーか、TTPの韓さんです)とかなり親しい仲のようで、こういうところで繋がるんだなーとテンションがあがりました。メンタリングでは痛いところばかりつかれてしまい、まじでどーしよっかーって感じです。時間も限られているので、まずは事業展開に絞って中身を掘り下げて、ちゃんとやりたいことが伝わる計画書に落としこもうと思います。あと、顧客獲得戦略、競合分析・リスク対策、収支計画もつくらねば…
・・・
ふぅ。風邪をひいてしまい今日1日はまじで会社つらたんでした。
昨日提出したメンタリングレポートは完成していないのに寝ぼけたまま送信してしまい、メンタリングとは関係ないメモまでフィードバックしてしまっていることに今気づきました。。。orz
ほんじゃね。
た